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中国 300都市で深刻な水不足

2014年05月21日

【新唐人2014年5月21日】中国当局の統計によると、中国657の都市のうち、300以上の都市が深刻な水不足に陥っています。主な原因は水汚染ですが、専門家は、今後、更なる悪化を予測します。

 

中国国営メディア「新華ネット」は17日、水量型水不足に取って代わって、水質型水不足が都心部の水不足の主な原因になっていると報じました。水質型水不足とは、水があっても汚染されているため、飲めないということです。

 

新疆水科院の副主任 王懐義さん

「水汚染が原因です。人口が多く、工業が発達している地区は水が不足しています」

 

報道によると、降水量が豊富で河川も多い都市でさえ、周辺の水源が深刻に汚染されたため、水不足になる危機がここ数年、頻発しています。

 

北京の作家 馬蕭さん

「地下水の流失と汚染は広く見られる現象です。20年前の水質は良かったですが、今の飲み水は不衛生です。ここ20年のいわゆる、発展の代価を払い始めています」

 

中国都市計画研究院の邵益生副院長は、ずさんな経済発展モデルが長年続いたため、水汚染が多発していると指摘しました。今後数年、この種の問題がいっそう、目立ってくるとも案じました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/05/19/atext1110488.html(中国語)

(翻訳/吉田 編集/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

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